一関・平泉

健康長寿祝い乾杯 一関市 地区敬老会始まる

一関市内のトップを切って開かれた山目地区敬老会。笑顔で乾杯する当祝者

 一関市の2017年度敬老会は2日、一関地域の山目地区を皮切りに始まった。今年度中に80歳以上となる当祝者に対し、記念品贈呈のほか、幼児による踊りや祝謡といった趣向を凝らした余興を披露するなどして健康長寿を祝った。

 山目地区敬老会は、市、市社会福祉協議会、同地区福祉活動推進協議会(千葉昭彦会長)が主催して同市山目のベリーノホテル一関で開かれ、当祝者1277人のうち3割に当たる約400人が出席した。

 主催者としてあいさつした勝部修市長は「戦後の大変苦しい時期に一人ひとりが努力された結果が今の日本をつくり上げた」とこれまでの労苦をねぎらった上で「100歳以上の方は市全体で134人いる。元気の秘(訣(ひけつ)は声を出して笑うことだそうだ。これからも笑顔のある毎日、健康で楽しい生活を送っていただきたい」と願った。

 当祝者を代表して同市末広1丁目の及川了さん(79)は「敬老会は年寄りの集まりと思っていたが、皆さんを見ているとまだまだ若い者に負けていられないというパワーを感じる。これまでの健康を祝いながら本日の会を楽しませていただきたい」とあいさつした。

 乾杯後には余興として山目保育園の年長児6人による踊りのほか、参会者の民謡、歌謡曲の披露など多彩な催しが繰り広げられ、当祝者は笑顔で杯を交わしながら楽しいひとときを過ごしていた。

 市内の敬老会は自治会単位で開催する室根地域を除く7地域、42地区で「敬老の日」(18日)を中心に21日までに開かれる。

 室根地域は今月から11月にかけて20カ所で予定されている。

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