一関・平泉

淡嶋神社に和歌山城 天守閣から市街望む 一関市民号 南紀白浜、高野山と奈良の世界遺産 上

ひな流しなどの神事で知られる淡嶋神社。家族の安産や健康を願い、手を合わせた
天守閣から眺める和歌山市内。建物が密集する市街の先には川や山脈が広がり、開放感に癒やされた

 第34回一関市民号「南紀白浜、高野山と奈良の世界遺産」第1班は、4~6日の2泊3日の日程で市民71人が参加して行われた。広々とした南紀白浜の美しい風景と海の幸、真言宗総本山の高野山、日本の文化財の宝庫とも言える古都奈良などを堪能し、心清められた3日間のツアーを紹介する。(2回続き)

 初日のメイン観光スポットは、ひな流しなどの神事で有名な淡嶋神社と、徳川御三家の一つ紀州徳川家の居城としても知られる和歌山城だ。

 淡嶋神社は薬の神様とされる少彦名命を祭神としており、昔から婦人病平癒や安産などで女性を中心に信仰を集めているという神社。鳥居をくぐり、紀州特産の深緑がかった青石の石畳で歩みを進めると、鮮やかな朱色の柱が映える本殿が見えてきた。建物の回りには全国各地から持ち込まれたひな人形や日本人形、タヌキや干支(えと)の置物など形も産地もさまざまな人形が所狭しと並べられている。供養された人形といえど、参加者からは「夢に出てきそうで、おっかない」などの声が上がり、目が合うと思わずぞっとしてしまった。

 海沿いに建てられた淡嶋神社を背にして向かった先は、虎伏山にそびえたつ和歌山城。1585(天正13)年に豊臣秀吉の弟・秀長によって築城されたもので、庭園は紅葉スポットとしても名高い。

 参加者は当時に思いをはせながら「楽に上れたら敵に負けるんだ」と重たい足に言い聞かせ、ほんのりと葉先を秋色に染めた木々が茂る中、坂を上った。汗を拭いながらたどり着いた天守閣から顔を出すと冷たい風がそよぎ、疲れを癒やした。目の前には家々が立ち並ぶ和歌山市街や海へと続く紀ノ川、和泉山脈が広がり、自然豊かなパノラマを背景に笑顔でシャッターを切っていた。

 夜の夕食会では、現地のよさこい団体のパフォーマンスや参加者の民謡を楽しみ、紀州梅や海産物に舌鼓。参加者同士で親睦を深め、翌日の高野山などの観光に期待を膨らませた。

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