農研センターを“参観” 北上
県農業研究センターと県中央農業改良普及センターの「2017参観デー」は9日、北上市成田の両施設で開かれた。最高級のフラッグシップ米として今秋デビューする県産オリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」の試食や農産物、加工品の販売が行われたほか、これまでの研究成果や普及活動を紹介し、地元の農業をPRした。
金色の風の試食は、午前10時と正午、午後2時の3回実施。いずれも長い列ができ、早々に先着100人に達する人気ぶりだった=写真=。家族で訪れた菊池悠斗君(照岡小学校4年)は「もちもちして軟らかく、甘味があっておいしかった。また食べてみたい」と笑顔を見せた。
研究成果・普及活動展示コーナーでは、ブランド化を促進する野菜・果実の生産・加工技術や中山間地域における施設園芸技術の実証研究に関する成果、次世代を担う女性農業者の育成、オリジナル水稲新品種の普及拡大などの活動事例をパネルで紹介した。
カフェや食堂ではコーヒー、ケーキ、そば、うどんなどを提供。ニンジンやピーマン、ブドウ、ブルーベリーなど野菜や果物の販売も行われた。