一関・平泉

北上川流域交流Eボート大会 「ソーレ」と力いっぱい【一関】

チームワークと速さを競い、見物客を沸かせた北上川流域交流Eボート大会

 第23回北上川流域交流Eボート大会(実行委主催)は10日、一関市川崎町の北上大橋付近の北上川で開かれた。盛岡市や宮城県石巻市など市内外から46チームが参加し、手こぎボートによる熱いレースを繰り広げた。上位5チームによる決勝レースの結果、地元の外山西部ドラゴンが優勝し、「キングオブボート2017」の称号を手にした。

 10人で編成するチームがタイムを競うボート競漕(きょうそう)で、川に設けた桟橋をスタートし、北上大橋の下でUターンして桟橋に戻る全長300メートルのコースで争った。

 「ソーレ、ソーレ」の掛け声に合わせて力いっぱいパドルをこぎ、ぐんぐんスピードを上げるチームがある一方、ボートが傾いたり、真っすぐ進まなかったりするチームもあり、河原で見守る観客から声援が送られた。

 町内から参加した千葉豊和さん(33)=Team舘萩=は「左右のバランスが良く、息を合わせてこぐことができ、結構速かった」と語っていた。

 会場では凜(りん)ちゃんの乗合馬車や「わんこもち」体験、競輪体験コーナーなどのほか、カスリン・アイオン台風70年に合わせた水害写真パネル展も開かれ、家族連れや子供たちでにぎわった。

 大会は「川との共生」を合言葉に、流域の交流と連携、地域の活性化につなげようと1995年から開かれている。

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