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県特産品コンに163点 きょうまで審査、来月表彰【岩手】

県工業技術センターで始まった2017年度いわて特産品コンクールで審査員に商品の特徴などを説明する出品者ら

 2017年度「いわて特産品コンクール」(いわての物産展等実行委、県主催)は13日、盛岡市の県工業技術センターで始まった。初日は土産品と食品の両部門の審査を行い、百貨店の担当者らが県内の事業者が出品した麺類や菓子などの特産品を審査した。審査結果は14日に審査を行う工芸品・生活用品部門も含め月内に発表し、10月に表彰式を予定している。

 同コンクールは県内事業者の新商品の開発を促進し、商品の普及につなげることを目的に開催しており、今年度は県内の企業やNPO法人が土産品部門に57点、食品部門に64点、工芸品・生活用品部門に42点の計163点の特産品を出品。工芸品・生活用品部門を含め高島屋や川徳、岩手県産、県工業技術センターの担当者ら審査員がアイデアや完成度、食味、価格など総合的に特産品としての魅力を審査する。

 初日は会場のホールに土産品や食品の酒類、麺類、菓子、水産・農産加工品などがずらりと並び、審査員は一つ一つ見て回り、出品者に商品の特徴や魅力などを尋ねたり、試食をしたりして審査を進めた。

 花巻市のハコショウ食品工業は「辛MAX漬」「呑んべえ漬」「甘辛大根」という3種類の漬物を折詰風のパッケージに詰め合わせた辛党専用漬物「利き辛」を出品。担当者は「辛い物が好きな皆さんに辛さの違いや漬物本来のうま味を楽しんでほしい。土産品として売り込み岩手の漬物を少しでもアピールしたい」と意欲をみせていた。

 コンクールでは、土産品、食品、工芸品・生活用品の各部門で県知事賞(1点)、県市長会会長賞(2点)、いわての物産展等実行委会長賞(3点)を決める。審査結果は今月下旬ごろに発表される見込みで、10月25日に盛岡市内のホテルで表彰式を予定している。

 コンクールに出品された特産品はPR用のパンフレットに掲載され、県のアンテナショップや物産展、商談会などで配布される。

 入賞した特産品にはさらに賞状と入賞盾の贈呈、新聞媒体による受賞PRの広告掲載、商品に添付するシール配布などの特典が加わる。

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