一関・平泉

市議、選挙戦濃厚に 立候補予定者事前審査終了 32人の争いか

 任期満了に伴う一関市議選(24日告示、10月1日投開票)の立候補予定者を対象にした事前審査が15日、終了した。届け出書類の記載内容や選挙用ポスターなどのチェックを受けたのは30人だったが、現職1人と新人1人が後日審査を受ける予定となっており、最終的には定数30を上回り選挙戦に突入する見通しだ。

 立候補予定者は、現職が岡田もとみ(54)、菅野恒信(72)、小岩寿一(57)、岩渕優(60)、那須茂一郎(67)、佐藤浩(63)、勝浦伸行(56)、沼倉憲二(67)、菊地善孝(63)、藤野秋男(62)、橋本周一(71)、千葉信吉(58)、金野盛志(69)、岩渕善朗(70)、千葉幸男(67)、小野寺道雄(69)、千田恭平(63)、石山健(73)、槻山隆(65)、武田ユキ子(71)、佐藤雅子(76)、小山雄幸(64)、千葉大作(69)の23氏。元職が菅原巧氏(70)。新人が永澤由利(63)、門馬功(62)、千田良一(64)、佐藤敬一郎(67)、佐藤幸淑(44)、岩渕典仁(43)、佐々木久助(63)の7氏。この他に新人1人が出馬に向けて準備を進めている。

 立候補を予定していた畠山昌利氏(64)は体調不良を理由に出馬を取りやめた。熊谷裕氏(57)は同日までに事前審査を受けなかった。

事業所回り啓発活動市選管と明推協
▲従業員に投票を呼び掛けるよう事業所へ協力を要請する(右から)小嶋会長と伊藤委員長

 

 一関市選挙管理委員会(伊藤丈夫委員長)と市明るい選挙推進協議会(小嶋哲郎会長)は15日、市長選と市議選(10月1日執行)の投票率向上に向け、市内の事業所で啓発活動を行った。各雇用主に対し、従業員たちに投票を促すよう協力を求めた。

 啓発活動には5人が参加し、平野組や千厩マランツなど5社を訪問。このうち同市竹山町の平野組では、伊藤委員長が要請文書を佐藤力取締役管理本部長に手渡した。佐藤本部長は「朝礼などで若い社員たちを中心に伝え、選挙の周知を徹底したい」と話していた。

 市選管では今選挙から投票所を従来の122カ所から69カ所に集約。告示日の翌日から開設できる期日前投票所は、これまでの市役所本庁・各支所8カ所から17カ所に拡充する。

 同日はこのほか、市内の250社ほどに要請文書を発送。27日には期日前投票所となっているイオンスーパーセンター一関店(同市狐禅寺)、千厩ショッピングモールエスピア(同市千厩町千厩)で啓発活動を行う予定。

 伊藤委員長は「特に若い有権者の投票率が上がるよう、今後も広報に力を入れたい」と意気込んでいた。

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