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一関一、水沢 2回戦へ 秋季高校野球県大会【岩手】

【花北青雲-水沢】水沢二回、1死満塁から5番新沼が三塁強襲の適時打を放つ=16日、県営球場

 第70回秋季東北地区高校野球県大会は16日、県営、花巻、森山の3球場で1回戦7試合が行われ、一関一、水沢、専大北上、黒沢尻工、花巻南などが2回戦に進出した。

 水沢は序盤から得点を重ねて流れを呼び、花北青雲をコールドで退けた。一関一は七回に2点を挙げて、高田に逆転勝ち。専大北上はリードを守り切り、盛岡四に競り勝った。

 花巻南は3-1の六回に3点を挙げて逆転し、盛岡商に辛勝。黒沢尻工は攻守で勝負強さを見せ、伊保内・大野連合に快勝した。

 17日は同じ3球場で、1回戦残り6試合が行われる。

1年生新沼、投打で躍動-水沢

 水沢の新沼祐希(1年)が投打で躍動し、勝利を呼び込んだ。5番打者として2安打3打点と存在感を見せる一方、先発のマウンドでは被安打7、1失点で完投し、コールドでの初戦突破に貢献した。

 一回、1点を先制してなおも1死一、二塁の場面で打席へ。甘く入った外角の直球を逃さず、中越え二塁打で2点を加点。二回には1死満塁から三塁強襲の内野安打でさらに1点をもぎ取り、勝負強さを発揮した。

 投球面でも伸びのある直球にカーブ、スライダーを織り交ぜて打たせて取る持ち味を見せた。四回に1点を失った後には変化球から直球主体に切り替えて対応し、花北青雲に反撃の糸口を与えなかった。

 スターティングメンバー唯一の1年生ながら高い実力を示した新沼は「球を引き付けて強い打球を打つこと、投球では低めに集めることを心掛けた。次も油断せず、気を引き締めて試合に臨みたい」と気合を入れ直した。

【県営球場】
 ◇1回戦▽第1試合
福 岡 003 000 20|5
久 慈 206 101 02x|12
(八回コールド)
(福)菅原、石井、村田、高間木-千葉
(久)中田夢-渡辺
 ▽三塁打=上向(久)▽二塁打=古舘(福)中野、間(久)

 ▽第2試合
花北青雲 000 100 0|1
水 沢  430 002 ×|9
(七回コールド)
(花)鈴木、佐藤大、佐々木健也-伊藤笙
(水)新沼-岩渕
 ▽本塁打=高橋利(水)▽三塁打=伊藤優(花)▽二塁打=新沼(水)

 ▽第3試合
宮古商  000 000 000|0
盛岡中央 003 100 11×|6
(宮)仲田-内藤
(盛)石澤拓-湊
 ▽二塁打=佐々木健、岩見(宮)長﨑、狩野(盛)

【森山球場】
 ◇1回戦▽第1試合
専大北上 003 000 100|4
盛岡四  001 000 100|2
(専)中野、松田-角田
(盛)田村、菊地芳-中軽米
 ▽二塁打=角田、桜井(専)

 ▽第2試合
一関一 000 002 200|4
高 田 101 000 100|3
(一)小岩優-熊谷
(高)三川-佐々木倭
 ▽三塁打=及川(一)志田(高)▽二塁打=小岩祐(一)

【花巻球場】
 ◇1回戦▽第1試合
盛岡商 002 010 000|3
花巻南 000 013 00×|4
(盛)新谷-佐々木隼
(花)千田、川村、藤原桐-藤原宗
 ▽三塁打=小山内(花)▽二塁打=野崎、佐々木隼(盛)

 ▽第2試合
伊保内・大野 000 000 000|0
黒沢尻工   000 030 02×|5
(伊)橋山-中村
(黒)菅原-千葉
 ▽二塁打=佐藤、千葉(黒)

きょうの試合

 ◇県営球場
 ▽1回戦
一 戸-盛岡三(10時)
宮 古-盛岡工(12時30分)

 ◇花巻球場
 ▽1回戦
千 厩-釜 石(10時)
一関工-盛岡大附(12時30分)

 ◇森山球場
 ▽1回戦
水沢商-水沢一(10時)
盛岡一-久慈工(12時30分)

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