奥州・金ケ崎

交流楽しみ、走りに磨き 早稲田大競走部 小中学生へ技術指導【奥州】

早大競走部員の指導でトレーニングする子供たち

 奥州市衣川区で合宿中の早稲田大競走部によるランニング教室(市体育協会主催)は18日、同市前沢区の前沢いきいきスポーツランド体育館などで開かれた。市内の小中学生70人が参加し、駅伝選手との触れ合いを楽しみながら技術向上を目指した。

 同市で9回目となる合宿は16~20日の日程で総勢21人が参加。恒例の教室は、年間6回開くトップアスリート育成事業の最終回も兼ねて企画され、保護者も大勢見学に訪れた。

 参加の児童生徒は、前に伸ばした手に足の先を付けるように上げたり、大きくスキップしながら走ったり、うつぶせ状態から起き上がってのダッシュや体育座りから手を使わずに立ち上がって走るなどのメニューを繰り返した。

 早大部員とのじゃんけんを取り入れたレースや屋外多目的グラウンドでのミニ駅伝もあり、笑顔で交流した。佐倉河小6年の小原芯太君は「箱根駅伝の選手と一緒に走れて光栄。腰の安定した走りを見習いたい」と真剣だった。

 安井雄一駅伝主将(4年)は「みんな元気で、難しい動きも丁寧にやっていた。将来、早稲田に来てくれる子がいたらうれしい。僕たちもこの合宿で力を付けて箱根駅伝の総合優勝を目指す」と話した。

 相楽豊駅伝監督(37)は「学生も普段は小中学生に教えることが少ないので走る楽しさを伝えられれば。教えることで学んだり元気をもらっているはず。本番までけがなどないよう注意してやっていく」と語った。

momottoメモ

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