初の国際試合へ闘志 専北高卓球部小野寺選手 日本代表に選出【北上】
専大北上高校卓球部の小野寺翔平選手(2年)が10~11月に日韓両国で開催される日本・韓国ジュニア卓球交流大会の日本代表に選ばれた。今年の全国高校総合体育大会(インターハイ)で活躍したことが評価され、初の国際試合に闘志を燃やしている。
小野寺選手は宮城県気仙沼市出身。小学生の時は若松クラブ(一関市)に所属。2012年度全日本卓球選手権大会ホープスの部で16強入りを果たし、同部の野田春輔監督から誘いを受けた。
競技に専念するため親元を離れ、北上市の上野中学校に入学後は専大北上高の寮に入り、高校生に交じって実力を磨いてきた。
今年のインターハイは3種目に出場し、個人シングルスの4回戦進出が最高成績。フォアハンドの力強いラリーが持ち味で、代表選出については「光栄だが、そこで終わる選手にはなりたくない。世界で活躍するため、勝負にこだわりたい」と決意を語る。
17日には市内で関係者が代表入りの祝賀会を開催した。同部からの日本代表選出は吉田俊暢選手(3年)に続き2人目。インターハイでダブルスを組んだ吉田選手は「練習以外でも研究熱心。普段と違う環境だが、いつも通り戦えば絶対勝てる」と激励し、野田監督も「初の国外での大会を良い経験にしてほしい」と期待した。
大会は10月28日~11月3日に韓国、同月5~10日には日本で開かれる。小野寺選手はインターハイで上位に入った他の2年生以下の代表メンバーと個人、団体戦を戦う。