一関・平泉

両手いっぱい小菊抱え笑顔 室根こども園児が収穫【一関】

収穫した小菊を両手いっぱいに抱えて運ぶ室根こども園の園児ら

 一関市室根町の室根こども園(藤野裕子園長、園児95人)は21日、同園近くの圃場(ほじょう)で小菊の収穫を体験した。背丈ほどに伸びた色とりどりの小菊2000本を収穫し、「いっぱい取ったよ」と喜んだ。

 花卉(かき)栽培に取り組む農業小山浩さん(59)=同町折壁=が花の栽培を通じて子供たちに優しい心を育んでもらおうと、「花育」と称して園児を招待している。

 収穫は秋彼岸に合わせて行われ、6月に苗を植えた年中、年長児39人が参加。赤、白、黄3色の小菊が咲く畑の中に入り、同園の職員が切り取った花束を両手いっぱいに抱えて一生懸命運んでいた。

 小菊は園児が家庭に持ち帰るほか、フラワーアレンジメントなど同園の活動にも使われる予定。小山桧奈ちゃん(4)は「白いお花がきれいだった。いっぱい取れて楽しかった」と笑顔を見せた。

 小山さんは「子供たちは花を見て、きれいだねと喜んでいた。自分たちが植えた花を自ら収穫することができてうれしかったと思う」と目を細めていた。

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