奥州・金ケ崎

次世代への継承誓う いわての森林の感謝祭・奥州 広葉樹など3600本植樹

ぬかるみに足を取られながら広葉樹の苗木を植える参加児童ら=奥州万年の森公園

 第10回「いわての森林(もり)の感謝祭」は23日、奥州市前沢区で開かれた。同じく10年目を迎えた同市の奥州万年の森植樹祭との併催で、約800人が参加。地元の小学生が種子から育てた苗木を含む広葉樹など3600本を植栽し、豊かな森林づくりへの思いを新たにした。

 県と市、県緑化推進委員会で構成する実行委員会が主催。前沢ふれあいセンター野外ステージで式典があり、千葉茂樹副知事が「森林の恵みに感謝し、古里岩手の森林をみんなで守り育て、次の世代に引き継ぐ取り組みを発信していこう」との知事メッセージを代読した。

 開催地の小沢昌記市長の歓迎あいさつに続き、森林整備功労者として小滝文雄さん(二戸市)、奥州万年の森をつくる会(鈴木哲也会長)の1人、1団体に知事感謝状を贈呈。奥州地方森林組合に今春就職した菅原悠吏さん(18)が開催メッセージ、3森林(自然)愛護少年団代表の北條翔麻君(黒石小6年)、菅原梨沙さん(田原小6年)、佐藤優太君(伊手小6年)の3人が「緑の誓い」を発表した。

 式典後、奥州万年の森公園に移動し、代表者が市、県の木と花としてモミジとサクラ、アカマツとキリの記念植樹、記念標柱を建立後、雨でぬかるんだ約40アールの区画に広葉樹14種類3500本と松くい虫抵抗性アカマツ100本を植えた。

 広葉樹のうちコナラ、クヌギ、トチノキ、ミズナラの4種類900本は、前沢小児童がドングリから育てた3年目の苗木が使用され、菅原里公君(6年)は「自分たちが育てた苗木が森林づくりに役立てられてうれしい。植樹は泥に足を取られて大変だったが、後の時代の人たちのため大きく育ってほしい」と願いを込めた。

 同感謝祭は、県民参加による植樹・育樹活動を通じて森林の役割や森林整備の重要性を広く啓発する目的で2007年度から県内持ち回りで開催(東日本大震災発生直後の11年度除く)。18年度は宮古市で開催される。

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