7日間の舌戦始まる 一関市議選 32人が立候補
一関市長選と同じく24日に告示された市議選(定数30)は、現職23人、元職1人、新人8人の計32人が立候補し、選挙戦に突入した。各候補は事務所前などで第一声を上げた後、出身地域を中心とした遊説に入り、7日間の舌戦が幕を開けた。
地域別の立候補者は、一関11人、花泉と大東各5人、千厩4人、東山と室根各2人、藤沢3人となっており、一関が前回(2013年)より2人、花泉が1人少なく、千厩が1人多い。川崎は前回と同様に立候補者がなかった。
党派別では公明党2人、共産党5人、社民党1人で、他24人は無所属。男女別では男性28人、女性4人。年代別では40代2人、50代4人、60代17人、70代9人となった。
前回と同じ定数で行われる今選挙は、前回より立候補者が2人少ない32人での争い。少数激戦の様相を呈しており、当選ラインは1400票台後半だった前回の結果を踏まえ、候補者の多くが「1500票以上」と予想している。
一方の投票率は、投票環境改善実施計画に基づく投票所の集約化で、比較的投票に行く割合が高い高齢者層の低下が懸念されている。期日前投票所の増設や商業施設への共通投票所の開設などで働き盛りの世代、若年層の投票増による効果に期待する声もあるが、多くの候補者は前回並みの「65%」、もしくは「60%台前半」とみており、激しい集票合戦となりそうだ。
投票は10月1日午前7時から午後6時まで市内69カ所(共通投票所除く)で行われ、7時50分から同市狐禅寺の市総合体育館で即日開票される。
23日現在の選挙人名簿登録者数は10万2512人(男4万9351人、女5万3161人)。