一関・平泉

骨寺荘園 黄金の秋 一関 オーナーら稲刈りに汗

骨寺村荘園遺跡の小区画圃場で行われた稲刈り体験交流会

 第13回骨寺村荘園稲刈り体験交流会(本寺地区地域づくり推進協議会主催)は24日、一関市厳美町の骨寺村荘園遺跡内で開かれた。秋晴れの下、209人が絵図に描かれた小区画圃場(ほじょう)での稲刈りに汗を流した。

 骨寺村荘園は中尊寺経蔵別当領で、現存する古絵図に描かれた形で現在も残っている。同地区では、都市農村交流と骨寺村の魅力発信を図ろうと、田植え、稲刈りを交流イベントとして開催し、13回を数えた。

 今回は、荘園米のオーナー9組18人をはじめ、大学生、地元の児童生徒、家族連れが参加。開会式で作業の無事を祈った後、2班に分かれて稲刈り体験が行われた。

 体験には、市内の工場で研修しているベトナムの女性4人と通訳の学生も参加。通訳のマイさんは「コメは食べますし、フォーも作ります。稲刈りをしたことがなくて、きょうを楽しみにしていました」と作業に当たっていた。

 同市内に住む潮田真理さん(43)は、夫和司さん(47)と花奈ちゃん(5)、大翔ちゃん(1)と参加。「最初は難しかったけど、地元の方の実演を見ていてこつがつかめたら面白いようにできて楽しい」と笑顔を見せた。一緒に体験した母親の黒岩初枝さん(68)=千葉県=は「この年齢で初めて稲刈りをしました。面白い」と話していた。

 稲刈りの後、餅バイキングの昼食と、本寺中学校の生徒とOB・OGによる鶏舞の披露も行われた。

 

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