一関・平泉

すす漬け いい味 東山・鈴惣魚店 仕込み作業盛ん【一関】

伝統の保存食・すす漬けを作っている鈴木信雄さん(左)と和枝さん

 一関市東山町長坂の鈴惣魚店(鈴木信雄店主)が、伝統の郷土食・すす漬けの仕込みに追われている。塩漬けにしたサンマやアユ、ニシンなどを使った昔ながらの保存食で、鈴木さん(76)は「家で作る人が少なくなったので、今年も町外から問い合わせが来ている。贈答用にもいいのではないか」と自慢の味に太鼓判を押している。

 同店のすす漬けは、3日間塩漬けし洗い上げて酢にくぐらせた魚と、硬めに炊いて冷ました酢飯を積み重ね、殺菌効果のあるササの葉を飾り付けて出来上がり。これを1週間ほど漬け込むと食べ頃になる。

 販売するようになったのは40年ほど前から。鈴木さんの妻和枝さん(75)が、子供の頃に親から食べさせられた味を思い出しながら作り始めた。例年奥州市や平泉町などから買い求めに来る人がおり、今年も10月1日から来年2月ごろまで販売するという。

 今季はサンマの不漁が伝えられているが、問屋からは例年通りの仕入れを見込めるという。和枝さんは「魚を切って漬けるのは体力の要る作業なのでいつまでできるか分からないが、毎年楽しみにしている人たちがいるので、できるだけ続けていきたい」と話している。

 問い合わせは同店=0191(47)2018=まで。

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