北上・西和賀

音楽の楽しさ体感 和賀東小で巡回公演 東京フィルと児童共演【北上】

オリジナルの歌詞を付けた「フィンランディア」を歌う和賀東小の児童

 北上市和賀町藤根の和賀東小学校(照井睦子校長、児童319人)で27日、東京フィルハーモニー交響楽団の巡回公演が開かれた。事前に考えた歌詞やオーケストラの伴奏が付いた校歌などオリジナルの共演プログラムを通し、児童が音楽の楽しさに触れた。

 文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」の補助を受け、芸術の普及を目的に開催。同校では共演のためのワークショップを6月に開き、練習を重ねてきた。

 児童は約80人のフルオーケストラとセッション。オリジナルの歌詞は、「フィンランディア」の一部に「朝日に映える時計台」や「木の香あふれる校舎」など同校らしい言葉を盛り込んで声を合わせた。校歌は迫力の音色に乗せて元気なハーモニーを響かせた。

 このほか指揮者体験、ベートーベンの「運命」に合わせたボディーパーカッションなども実施。口や耳のほか体でも音楽を楽しんだ。

 池田愛袈さん(6年)は「思っていた以上にきれいで心のこもった演奏。オーケストラの付いた校歌も歌えてうれしい」と感激していた。

 2017年度の県内での巡回事業は、28日に奥州市立真城小でも開く。

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