一関・平泉

共に歌う喜び胸に 地元愛好者 東日本合唱祭へ練習【一関】

東日本合唱祭本番に向け「歌声を世界に」の練習を積む一関合同合唱団

 第28回東日本合唱祭は、10月14日午後1時から一関市の一関文化センターで開かれる。招聘(しょうへい)団体単独の5ステージと、招聘団体と地元合唱団体合わせて400人による合同合唱で23曲を披露。本番まで半月となり、最高の団体とステージに上がる地元合唱団の練習も熱を帯びてきた。

 同合唱祭は、「合唱のまち一関」を発信するイベントとして1990年に始まった。全国から合唱団を招き、高いレベルの合唱を鑑賞するとともに、合同合唱を通じて合唱の喜びを共にする機会となっている。

 今回は▽インターカレッジ男声合唱団Voces Veritas(東京)▽コンビーニ ディ・コリスタ(同)▽しらたま(同)▽盛岡四高▽一関グリークラブ―の5団体を招聘した。

 このうち「Voces Veritas」は、合唱祭前日に磐井中学校を訪ね、合唱交流会を開く予定。女声合唱団「しらたま」は、13日午後3時から平泉町の中尊寺で、「東日本大震災復興を祈願する奉納演奏会」を開催する。

 合同合唱で招聘団体と7曲を演奏する「一関合同合唱団」は、地元団体に所属する179人と個人参加の9人で構成。会場の同センターで練習を重ね、ハーモニーに磨きを掛けて本番に臨む。

 今月22日は、手話でも“歌う”「歌声を世界に」などの全体練習に取り組んだ。「歌声を―」は、同合唱祭では第18回以降毎年演奏されている定番曲の一つ。まずハーモニーを確認した後、発声を意識しながら分かりやすい手話になるようにと手話の歌詞を繰り返し練習した。

 同合唱祭実行委員会合同合唱指導の横地裕子さんは「実力的に最高の合唱団を招聘できました。男声、女声、混声、それぞれの中で実力ナンバーワンの団体です。聴き応えある演奏になると思います」と話している。

momottoメモ

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