奥州・金ケ崎

教育・訓練内容を紹介 産技短楽園祭 学生講師に体験教室【奥州】

ものづくり体験教室で学生に教わりながら小物制作に取り組む子供たち

 県立産業技術短期大学校水沢校の楽園祭は30日、奥州市水沢区佐倉河の同校で始まった。各科の教育内容を紹介する中、ものづくり体験教室などが人気を集めている。1日まで。

 生産技術、電気技術、建築設備の3科(定員各20人)の2年制で、岩手のものづくりの将来を担う学生を育成する同校の教育・訓練内容を地域住民らに公開する年に一度の催し。

 各科の紹介や展示のほか、ものづくり体験教室では3次元CADのモデリングやおもしろ風力発電工作、動物や乗り物の形をした板菓子を針で抜く型抜きなどを学生の丁寧な指導で楽しく体験。

 生産技術科では、新企画の紫外線硬化樹脂を使ったUVレジン小物制作体験が特に女の子に大人気。チョウや鳥、猫など好きな型と色を選び、レジンを流し込んでラメやシールなどを入れ、UVライトに当てて固める手順で取り組んだ。

 友達と2人で参加し、好きな猫の型を選んで水色のラメ入りに仕上げた区内の觸澤彩さん(常盤小学校4年)は「細いしっぽの部分に流し込むのが難しかったけど、うまくできてうれしい」と喜んでいた。

 初日は県立農業大学校の学生が農産物を直売したほか、10月中旬に山形県で開かれる技能五輪(配管職種)全国大会に出場する2人が2日間を通じて競技課題を実演している。

 1日は午前10時~午後4時。岩谷堂高校鹿(しし)踊り公演もある。

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