花巻

両陛下御覧記念碑を建立 大償神楽保存会 伝承へ決意新た【花巻】

大償神楽保存会が建立した天皇皇后両陛下御覧神楽記念碑。左は阿部会長

 天皇、皇后両陛下が2016年秋に花巻市内で早池峰神楽を鑑賞されたのを記念し、上演した早池峰大償神楽保存会(阿部輝雄会長)が同市大迫町内川目の神楽の館に石碑を建立した。神楽の披露から丸1年となる30日に記念碑の除幕式が行われ、関係者が先人への感謝と伝承活動の決意を新たにした。

 両陛下は、岩手国体の総合開会式前日の昨年9月30日、同市湯本の花巻温泉ホテル千秋閣で、天照大神を主人公に農業の始まりを描いた「天照五穀」を鑑賞された。

 神楽の館の敷地内東側に建立した記念碑は、黒御影石製で、台座を含め高さ120センチ、幅90センチ。前面には「天皇皇后両陛下 早池峰大償神楽 御覧記念碑」の文字のほか、披露した日付や演目、構成、同保存会の会員の氏名が刻まれている。

 同日は関係者ら約50人が出席し、両陛下の案内を務めた上田東一市長と中村良幸市総合文化財センター所長、大償神楽後援会の山影義一会長、同保存会の佐々木隆、伊藤均両顧問により除幕が行われた。

 続いて、▽神楽の先人たちが数百年にわたって伝承してきていただいたたまものであり、そのことへの表敬とする▽大償神楽の伝承活動を行い、天皇、皇后両陛下にご覧いただいた神楽衆の記念とする▽神楽後継者が励みとし、神楽とともに末永く伝承していただくことを祈念する―という趣意書が読み上げられた。

 引き続き神楽の館で祝賀会が開かれ、同会が「天照五穀」を上演。阿部会長は「いろいろな方の指導で、無事に務めさせていただいた。神楽を残してくださった諸先輩をはじめ、守り支援していただいた集落、地域の先人の方々に敬意を表したい」と話していた。

▲祝賀会で天照五穀を披露する大償神楽保存会

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