一関・平泉

一関市議選　新議員３０人決まる　トップ沼倉氏、共産１減　女性４人全員当選

一関・平泉 2017年10月2日付

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　任期満了に伴う一関市議選（定数30）は１日、市内71カ所で投票が行われ、即日開票の結果、現職22人、元職１人、新人７人が当選した。現職、新人各１人が涙をのんだ。トップ当選は２８７８票を獲得した現職沼倉憲二氏（67）＝無所属＝。公明、社民両党は現職全員が当選し、議席を維持。共産は１議席を失った。女性は全員が当選し、改選前より１人増の４人となった。投票所集約化後初の選挙として注目された投票率は62・68％で、前回（２０１３年）を２・54ポイント下回った。

　出身地域別の当選者数は、一関11人（前回比１人減）、花泉４人（同１人増）、大東４人（同１人減）、千厩４人（同１人増）、東山２人（同増減なし）、室根２人（同）、藤沢３人（同）。党派別は公明２人、共産４人、社民１人、無所属23人。

　今市議選は、前回より２人少ない32人が30議席を争う少数激戦となった。現職候補が前回比４人減の23人に対し、新人候補は前回より２人多い８人に上り、各候補は票の上積みを目指して出身地域を中心に他地域にも攻勢をかけた。９月24日の告示直前に衆院解散が濃厚となったことから、総選挙を見据えて国会議員や地元出身の県議らが応援演説に入った陣営もあった。

　開票作業は、午後７時50分から同市狐禅寺の市総合体育館で行われ、職員１８１人が従事。各陣営の関係者が見守る中、作業は順調に進み、目標の11時10分とほぼ同じ11時６分に終了した。

　当日有権者数は10万１９３１人（男４万９０３６人、女５万２８９５人）。投票総数６万３８９３票のうち、有効は６万２９６６票、無効は９２７票だった。

　当選証書の交付は、市長選が３日午後１時15分から、市議選が同２時から市役所本庁でそれぞれ行われる。

一関市議選開票結果

（選管終了、案分票小数点以下切り捨て）

当２８７８　沼倉　憲二　67　無現

当２７７１　千田　良一　64　無新

当２５７６　佐藤　　浩　63　無現

当２３９２　勝浦　伸行　56　無現

当２３２１　菅原　　巧　71　無元

当２２９７　佐藤　雅子　76　無現

当２２９７　小岩　寿一　57　公現