花巻

「ゆ」のれんでおもてなし JR新花巻駅 新幹線利用者へ 温泉地をアピール

JR新花巻駅改札口付近に設置された「ゆ」ののれんの下で、新幹線利用者をお迎えする関係者

 JR新花巻駅(田村忍駅長)や花巻市の観光団体などは6日、東北新幹線の乗降客向けのおもてなしイベントを実施した。「ゆ」ののれんなどが設置された同駅構内で、関係者が全国有数の温泉地「花巻」をアピールし、秋の行楽シーズンの来訪に期待を込めた。

 玄関口の同駅を温泉地らしい雰囲気で利用客を迎えようと、同駅と市、花巻温泉郷観光推進協議会(久保田浩基会長)、花巻観光協会(佐々木博会長)が取り組んでいる。

 同駅が今年8月に新幹線ホームの壁面に、温泉の写真と「歴史にひたる・絶景につかる ようこそ、花巻温泉郷へ。」の文字を組み合わせたラッピング(縦2・5メートル、横6メートル)を装飾し、同時に同駅コンコースに花巻温泉郷の旅館・ホテルなどを紹介するPRコーナーも設置した。

 今回は改札口そばの階段・エスカレーター側に「ゆ」ののれん(縦1・7メートル、横1・5メートル)を設置。6日にはお披露目に合わせ、同協議会の旅館・ホテルの関係者ら15人が参加し、法被姿で乗降客にパンフレットなどを配りながら出迎えと見送りを行った。

 のれんを製作した同協会の佐々木会長は「花巻の温泉地らしいおもてなしで利用者を迎え、秋の行楽シーズンには多くの観光客が花巻温泉郷を利用してくれるようこれからもアピールしていきたい」と話している。

 今後は、同協会が温泉をイメージしたオブジェを同駅構内に設置するほか、市内各温泉郷が外国人観光客に対応する各温泉郷の無料送迎バス乗り場案内の多言語表記に取り組む予定。

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