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高橋 1万メートル競歩連覇 愛媛国体【岩手】

 第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」は8日、松山市のニンジニアスタジアムなどで行われ、陸上の成年男子1万メートル競歩は今夏の世界選手権20キロ代表の高橋英輝(花巻北高-岩手大-富士通)が39分19秒53で連覇を果たした。成年女子400メートルでは、北村夢(東京・日体大)が53秒71で優勝し、前日の800メートルとの2冠とした。

 成年少年男子共通400メートルリレー予選では、世界選手権銅メダルの飯塚翔太(ミズノ)が4走を務めた静岡、桐生祥秀(東洋大)を擁する滋賀などが9日の準決勝に進んだ。

 特別競技の高校野球硬式は2回戦が行われ、選抜大会優勝の大阪桐蔭(大阪)が全国選手権王者の花咲徳栄(埼玉)を7-4で破り準決勝に進出。広陵(広島)、東海大菅生(東京)、津田学園(三重)も4強入りした。

 県勢はこのほか、レスリング成年男子フリースタイル125キロ級の金澤勝利(自衛隊体育学校)が準優勝。女子フリースタイル53キロ級の菅原ひかり(種市高教)は準決勝で敗れ、ベスト4だった。

 ボクシング少年男子準決勝では、フライ級の福來龍神(江南義塾盛岡高)、ミドル級の菊地永司(盛岡南高)がともに判定負け。ハンドボール少年女子は準決勝で沖縄に27-29で競り負け、3位決定戦へ回った。

 高校野球硬式の盛岡大附は延長十一回タイブレークの末、東海大菅生(東京)に7-12で敗れ、準決勝進出ならなかった。軟式の専大北上は文徳(熊本)に七回コールド負けを喫し、2回戦で姿を消した。

高橋、トラックで独り旅

 トラックで争う成年男子の1万メートル競歩で、高橋が圧勝した。スタートから飛び出した富士通の後輩、松永大介(神奈川)を序盤で捉え、2000メートルすぎで引き離しての独り旅。気温26・5度の暑さの中、「苦しいレースだったけど、応援が力になって何とかゴールできた」と汗を拭った。

 今夏の世界選手権(ロンドン)は20キロで14位。50キロでは日本勢が銀と銅のメダルを獲得しただけに悔しさがある。「この種目は自分が引っ張る、という気持ちで頑張りたい」と誓っていた。

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