県内外

2候補舌戦火ぶた 3区 前職、雌雄決する戦い 衆院選いわて

 第48回衆院選は10日公示され、22日の投開票に向けて12日間にわたる舌戦の火ぶたを切った。「1票の格差」是正のため区割りを変更する公職選挙法の改正に伴い、定数が「4」から「3」に減らされた県内の小選挙区には、計7人が出馬した。自民党は全選挙区にいずれも前職が立候補。野党は民進党に所属していた前職が1区、元職が2区にともに希望の党公認で、自由党の前職が3区に無所属で出馬し、共産党は1区に新人が立候補した。各陣営は事務所前や中心街で第一声を上げて安倍政権の是非や東日本大震災からの復興などを有権者に訴え、憲法改正や消費税増税などを争点に論戦の幕を開けた。【2~5、13面に関連】 

 旧4区(花巻市、北上市、奥州市、金ケ崎町、西和賀町)に旧3区の一関市、平泉町が編入される形で新たに設けられた岩手3区には、届け出順に自由党代表で無所属の前職小沢一郎氏(75)、自民党公認の前職藤原崇氏(34)=公明党推薦=の、ともに旧4区を地盤としてきた2人が立候補した。

 届け出を済ませた両陣営は、それぞれの地元で第一声を行った。

 小沢陣営は奥州市水沢区東町の事務所前で第一声を行った。関根敏伸県議、八幡博文連合岩手事務局長、髙橋由一金ケ崎町長、森裕子参院議員、木戸口英司選対本部長がマイクを握った。

 藤原陣営は北上市さくら通りの事務所前で第一声を行った。海鋒守総括責任者、高橋専太郎選対本部長、大和一信連合後援会長、平野達男参院議員、工藤勝子県議らが応援演説に立った。

 両者の激突は、2012、14年の衆院選に続いて3度目。区割り変更で選挙区が広くなり、旧3区選出の民進党前職が勇退した中で、特に一関、平泉での集票が勝敗のカギを握りそうだ。

momottoメモ

地域の記事をもっと読む

県内外
2025年5月3日付
県内外
2025年5月3日付
県内外
2025年5月3日付
県内外
2025年5月3日付