一関・平泉

あきんどの気構えで ジュニエコ 福の市で販売体験【一関】

福の市に出店し、来店客に自慢の商品をPRする児童ら

 一関市内の小学5、6年生が模擬会社を経営する「ジュニアエコノミーカレッジ(JEC)inいちのせき」(一関商工会議所青年部主催)は9日、同市の大町商店街で開かれた「福の市」に出店した。児童たちが自分たちで仕入れた商品を販売。これまでの学習成果を発揮するとともに、勤労の喜びを肌で感じた。

 JECは今年で2年目で、児童約40人が参加。7月の初回セミナーで自分たちの会社名や役職を決めた後、商品開発、仕入れ、合宿、同青年部や保護者が扮(ふん)する株主へのプレゼンテーションなどに取り組み、開店準備を進めてきた。

 開設された模擬店は9店舗。弁当やジュース、雑貨、パン、地元の銘菓など取り扱う商品はさまざまで、法被を着たり、仮装したりと目立つように服装にも工夫を凝らした。児童たちは店頭に立って「お一ついかがですか」「おいしいですよ」などと大きな声でアピールしていた。

 会社「ホワイトフラワー」で営業部長を務める佐々木柚芽さん(萩荘小5年)は漫画キャラクターに仮装して自慢の商品をPR。「人を呼ぶのが楽しい。全部売り切れるように頑張りたい」と張り切っていた。

 一関小の女子児童でつくる会社「SMOK」は、松栄堂とのコラボ商品「チョコトロ団子」を販売し、人気を博した。

 チョコトロ団子は松栄堂で正式に商品化される予定で、社長を務めた長谷川花帆さん(5年)は「自分たちの考えた団子が商品になってうれしい。思っていたより多く売れた。他の会社には負けたくない」と話していた。

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