新設「奥州肉」豪快に きょうまで 水沢産業まつり
第52回奥州市水沢産業まつり(実行委主催)は14日、2日間の日程で同市水沢区中上野町の水沢公園で始まった。恒例の農畜産物や商工業製品の販売をはじめ、前沢牛や奥州牛を使った肉料理を集めた初企画の「奥州肉まつり」が開かれ、会場は地元の特産品や食を求める家族連れらでにぎわいを見せている。
姉妹都市の北海道長沼町の物産展をはじめ、県産品や農業部門、ミニ商人まつりなどの各コーナー、秋田岩手交流物産展が開設されているほか、今回は市内全域の農畜産物や代表的なグルメを食べられるイベントとして「奥州肉まつり」が新たにお目見えした。
野外に設置されたテントでは、奥州牛のもも肉の丸焼き、オガタの前沢牛の串焼き(前沢区)、深見屋の空揚げ(水沢区)、ミート小野寺のチューリップ(江刺区)、りょんりょんの肉巻きおにぎり(水沢区)のほか、水沢一高生が考案したみずいち弁当「健結華」を販売。お目当ての肉料理を買い求める人たちの列ができるほどで、家族連れらは思い思いにじっくりと味わっていた。
佐々木恵さん(44)=同市水沢区=は「若者や子供連れら肉好きが楽しむことができる企画。ぜひ今後も続けてほしい」と奥州牛のもも肉の丸焼きに笑顔を見せていた。
最終日の15日は、特産品販売や奥州肉まつりに加え、「奥州水沢グルメまつり」で、日本一のジャンボ鉄鍋による芋の子汁が6000人に振る舞われる。