一関・平泉

花巻北が初優勝　岩手日日旗県南中学野球　２投手継投で零封【一関】

一関・平泉 2017年10月16日付

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　第53回岩手日日旗争奪県南選抜中学校軟式野球大会（一関野球協会、岩手日日新聞社主催）は最終日の15日、一関市萩荘の一関運動公園野球場で準決勝と決勝が行われ、決勝では花巻北が北上北・江釣子を５－０で下し初優勝した。

　準決勝では花巻北が和賀東を２－０で、北上北・江釣子が水沢南を３－０で破り、決勝に進出。

　決勝で花巻北は一回、安打や四球を絡めて４点を先制し、試合の主導権を握った。守っては菱川一輝投手から伊藤拓哉投手（ともに２年）への継投で反撃を封じ、最終七回には２死二塁から４番冨手理希選手（２年）の左中間を破る適時二塁打で１点を加え駄目を押した。北上北・江釣子は七回に２死満塁とするなど再三好機をつくったが、あと一本が出なかった。

　花巻北の佐藤勝之監督は「ボールをじっくり見てみんなで声を掛け合い、先制点を取ろうと送り出した。投手の菱川と伊藤が粘り強く投げてくれたし、日ごろの頑張りが結果に結び付いた」とナインをたたえ、佐藤賢主将（２年）は「集中を切らさず一つ一つのアウトを大事に取るようにした。体力をしっかり付けて来年は中総体県大会に出たい」と話した。

　最優秀選手賞は菱川投手、打撃賞は冨手選手と髙橋颯汰選手（北上北・江釣子２年）、技能賞は佐藤賢選手、敢闘賞には髙橋琉月選手（北上北・江釣子２年）が輝いた。