一関・平泉

中尊寺 菊まつり開幕【平泉】

20日に開幕した第31回中尊寺菊まつり。約450点の菊花が境内を彩る
愛好者、丹精込めた菊花450点

 第31回中尊寺菊まつり(中尊寺菊まつり協賛会主催)が20日、平泉町の同寺で開幕した。愛好者らが丹精込めて育てた菊花や菊の造り物が秋の境内を華やかに彩っている。11月18日まで。

 菊まつりは1986年、「藤原秀衡公・源義経公・武蔵坊弁慶八百年御遠忌特別大祭」の一環で、菊花愛好者に交流の場を提供し、参拝者に菊花を楽しんでもらおうと開催したのが始まり。

 今回は菊花愛好者で組織する平泉、一関、衣川、水沢、花泉、盛岡の6団体が大菊三輪、懸崖(けんがい)、千輪、盆栽菊など菊花450点を出展。平泉、長島両小学校の児童が丹精込めて育てた大菊一輪や、坂下広場には「菊金色堂」の造り物も展示されている。

 まつり初日は雨に見舞われ肌寒い一日となったが、境内は早朝から多くの参拝者でにぎわいを見せ、大輪の菊花と参道を行き交う色とりどりの傘が華やかな雰囲気を醸し出していた。

 2泊3日の旅の途中に立ち寄った川崎市の小倉栄さん(61)と山岸真理子さん(60)は「中尊寺には春に1度来たので次は秋にと思って来た。ちょうどよく菊まつりも開かれていて秋を感じることができた。きれいですね」と見入っていた。

 来月2日には菊供養会と山田俊和貫首の法話、出展菊の審査があるほか、最終日には入賞作品の表彰式が行われる。期間中は、境内を照明で彩る「紅葉銀河2017」(28日~来月12日)や秋の藤原まつり(来月1~3日)なども行われる。

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