平板測量で全国へ 花巻農高出場の4人 大会での健闘誓う【花巻】
第68回日本学校農業クラブ全国大会は、24日に岡山県で開幕する。農業を学ぶ高校生の交流や研究、発表を目的に開催される農業系高校の全国イベントで、25日の平板測量競技会に花巻農業高校チームが出場する。同校初となる全国最優秀賞を目指し、出場の4人が健闘を誓っている。
チームは同校環境科学科の高橋明人君(3年)と田鎖拳雄君(同)、大松翔君(同)、佐々木楓君(控え・2年)の4人編成。予選となる県大会で9年連続最優秀賞、東北大会でも2年連続で最優秀賞を獲得し、堂々の実績を引っ提げての挑戦となる。
平板測量は、図紙や巻尺といった専門器具を用いて測量技術を競う専門性の高い競技。実務に即し悪天候でも開催されるケースが多く、正確性だけでなく、状況に応じた対応力も求められる。競技時間は約1時間。
高橋君は「細かいところまで気を配り、全国最優秀賞を取ります」ときっぱり。大松君も「毎週必ず練習してきた。日ごろの練習通りにしっかりやりたい」と意気込む。
大会常連ながら、ただ1校が獲得する「全国の最優秀賞」は未獲得の同校。田鎖君は「時間があれば点検すること。時間がなくても焦らずにやる」と青写真を描く。チームを後方から支える佐々木君は「先輩たちはチームワークが良く、練習でも誤差がほとんどない。自分なりにサポートしたい」と話す。
同競技には全国49代表校が出場し、岡山県総社市で開催。作業時間や誤差の程度、計算違いの有無などが100点満点で審査される。