一関・平泉

ゆかりの作家 一堂に 千厩小内ミニ美術館 今年度末閉館で記念展【一関】

ゆかりがある作家の油彩画などが並ぶ千厩小ミニ美術館「夢ア・ルーム」の閉館記念展

 一関市千厩町の千厩小学校(皆上聖一校長、児童274人)は、校内のミニ美術館「夢ア・ルーム」で閉館記念展を開いている。長年地域の人々に愛されてきたミニ美術館が小学校の統合に伴い閉館となることから、同校や千厩町にゆかりのある作家らの作品を一堂に集めた展示を企画。多くの来場を呼び掛けている。12月15日まで。

 夢ア・ルームは2001年7月にオープン。2、3カ月置きに入れ替えながら児童の作品や地元住民の絵画、書道作品などを展示してきたが、学校統廃合による閉校に伴い18年3月に閉館する。

 展示されるのは、「魚の画家」と親しまれた洋画家の白石隆一(1904~85年)や熊谷登久平(01~68年)ら地元出身の画家のほか、元校長やPTAなど同校とゆかりがある人の作品16点。風景や静物を描いた油彩画が中心で、千厩を拠点に活動する加藤鉄平さんによる現代アート作品も並んでいる。

 皆上校長は「空き教室の活用のために始まったミニ美術館だが、子供らの作品展示や地元の人との交流に役立ってくれた。閉館記念展では学校ゆかりの人たちの作品も多く並ぶので、才能ある人たちと縁があることを感じてほしい」と話している。

 開場時間は平日午前9時~午後4時。問い合わせは同校=0191(53)2145=まで。

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