訓練成果 捜査・捜索に 県警 38頭出場し警察犬審査会【岩手】
県警は27日、嘱託警察犬の第59回審査会を盛岡市新庄の盛岡競馬場駐車場で開いた。県内から嘱託警察犬を目指す38頭と指導手が出場し、日ごろの訓練成果を発揮した。
審査会には、シェパード、ラブラドール・リトリーバー、ゴールデン・リトリーバー、ホワイトスイスシェパードの4犬種が出場。犯人の臭いを嗅ぎ分ける「臭気選別」、逃走犯人の経路を追う「足跡追及」、山林内などに潜む不審者を捜す「捜索」、不審者に吠え制圧などをする「警戒」の4部門で訓練成果を披露した。
今回の結果を踏まえ県警は、成績が優秀だった30頭を2018年の警察犬として委嘱するほか、数頭を候補犬として選ぶ予定。県警によると、今年9月末までの警察犬の出動回数は75件で、主に行方不明者の捜索や犯罪捜査で活躍している。