奥州・金ケ崎

現職小沢氏が出馬表明 奥州市長選

奥州市長選に向けて出馬の決意を語る小沢氏

 奥州市長の小沢昌記氏(59)は8日、市役所で記者会見し、任期満了に伴う市長選(2018年2月25日告示、3月4日投開票)に3選を目指して出馬することを正式に表明した。「市が一つの自治体として飛躍する初年度としたい」と決意を示した。市長選への出馬表明は小沢氏が初めて。

 小沢氏は、水沢病院や土地開発公社、競馬などの問題解消に取り組んできたことに触れ、大きな課題を解決し、目標を上回る形で財政調整基金を積み上げてきたなどの財政健全化を強調。「激変による痛みを極力回避しながらも着実に解決方向に導き、整合性を図り一つの自治体として力を発揮できる体制を構築してきた」と2期8年を振り返り、「これまでの経験を礎に、市民の先頭に立って持てる力の全てを市の発展に傾注する覚悟」と明言した。

 市長選に向けて▽協働のまちづくり▽奥州のPR・元気創出のまちづくり▽子どもにやさしいまちづくり▽総合計画の推進-の4項目を行動指針として掲げた。市民目線での行政運営を目指す考えで、地区センターを指定管理する各振興会への支援を3期目の最優先課題として取り組んでいく考えを示した。

 「市民党」としての立場で、これまでと同様に無所属で立候補する考え。

 小沢氏は、同市水沢区の出身。東京経済大経営学部卒。水沢青年会議所理事長、旧水沢市議、旧水沢商工会議所議員などを歴任。10年3月の市長選に市議会議長を辞職して立候補し、現職を破って初当選。14年3月の前回市長選では、新人の元市幹部との一騎打ちを制して再選した。

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