県内外
台湾からチャーター便 花巻空港 県内学生も熱烈歓迎【岩手】
エバー航空（台湾）の国際チャーター便歓迎セレモニーは８日、花巻市のいわて花巻空港で行われた。花巻空港国際チャーター便歓迎実行委員会の安藤昭会長があいさつし、関係者と記念品を贈呈。本県と台湾のさらなる観光交流促進を期した。
同日は男女１７５人が花巻の地に到着。安藤会長は「多くの方にお越しいただき、誠に喜ばしい。岩手は紅葉が見ごろで、高い山には雪が降った。紅葉と雪景色を一緒に楽しんでもらいたい」と、本県の見どころを紹介。乗客代表に南部鉄器の急須など記念品を手渡し、歓迎の意を表した。
旅行業などを学ぶ専門学校・盛岡カレッジオブビジネス（盛岡市）の学生11人もセレモニーに参加。中国語も学んでいるとあって、バス乗り場へ向かう乗客と滑らかにコミュニケーションを取っていた。
同校観光ビジネス科２年の柏谷健太さん（23）は、学んできた中国語でアンケート協力を呼び掛けるなどして乗客と交流。「勉強してきた中国語が通じて、手応えを感じた。岩手で食べたい物を尋ねたら『全部』という答えが多くて面白かった」と笑顔。同校の中山将孝教務課長は「空港での学習は初めて。学生たちは語学の勉強を進めているが、実地研修で学べることは大きい」と話し、奮闘する学生たちの姿に目を細めていた。
花巻－台北間のエバー航空国際チャーター便は、12日にも運航が予定されている。
