一関・平泉

最高の演技を 一関一輪車クラブ佐々木亜花莉さん 全日本出場へ闘志

全日本一輪車競技大会ソロ演技の部に出場する一関一輪車クラブの佐々木さん

 一関市の一関一輪車クラブの佐々木亜花莉さん(磐井中学校3年)が、2017全日本一輪車競技大会(23日、静岡市、日本一輪車協会主催)ソロ演技の部に出場を決めた。出場は2年連続2度目で、佐々木さんはひのき舞台で最高の演技をしようと技の精度に磨きを掛けている。

 全日本大会は年代別に2分30秒ほどの演技で技術、表現、構成・振り付け、作品の完成度などの点数を競う。

 佐々木さんは1次のビデオ審査をパスし、同クラブで唯一全国切符を手にした。「他のクラブの友達がビデオ審査で落とされているのを聞いていたので、合格した時はほっとした」と振り返る。

 小学3年生から一輪車を始め、今ではほぼ毎日練習に取り組むほど競技に打ち込んでいる。初出場の前回大会では目標としていた上位入賞はならなかった。「また来年もここに戻ってくる」と雪辱を誓い、失敗した原因と改善点を逐一メモしながら1年かけて練習を重ねた。

 「ツン立ちピルエット」など技のレパートリーも増やし、演技の完成度を高めるために自宅では柔軟体操にも励む。本番に向けて自分でデザインした衣装を新調したといい、「支えてくれたコーチ、監督、保護者の方々に感謝して、全国では安定感のある演技で入賞したい」と意気込んでいる。

 同クラブの鈴木夏子監督は「技のクオリティー、表現力を重視して、悔いが残らないように思い切った演技をしてほしい」とエールを送る。

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