奥州・金ケ崎

蘇民祭の魅力 肌で 保存会 来月、初の体験イベント【奥州】

体験イベントを新たに企画し、各地の祭り盛り上げに意気込む岩手の蘇民祭保存会メンバー

 県南各地で伝承される蘇民祭の保存継承に取り組む岩手の蘇民祭保存会(高橋君夫会長)は、12月3日に奥州市水沢区黒石町の黒石寺で初めての体験イベントを催す。蘇民祭の魅力を肌で感じてもらい、年明けから順次開かれる本番の盛り上げにつなげる。

 参加者が全般に減少傾向の中で伝統行事への関心を高めてもらうのが狙い。花巻市から一関市まで11カ所の蘇民祭関係者で2016年春に結成した同保存会が、県のいわて若者アイディア実現補助事業を活用して新たに企画した。

 当日は、午前10時から黒石寺の藤波洋香住職による講話後、本堂の周囲を歩いて川の水で清める水垢離(みずごり)(夏参り)、本番でクライマックスとなる蘇民袋争奪戦を正午から子供の部と大人の部に分かれて体験。経験者の話も聞く。

 「子供ちょこっと体験」として小学生、「大人まじ体験」として中学生以上を対象に15日まで参加者を募集中。大人には下帯と足袋、わらじを主催者側で準備する。

 蘇民祭は夜から深夜、明け方にかけて最高潮を迎えることが多く、実際に目にする人は限定的なため、日中に身近に体験する機会を設けて雰囲気を感じてもらう。

 同保存会の菊地義則理事長(46)は「昨年は結成1年目で団結できた。大人はもちろん、体験した子供も大人になってどこかの蘇民祭に参加してくれれば」と期待する。

 来年1~3月の祭り日程を11カ所の写真入りで紹介するポスター1600枚、チラシ3000枚を作製。「ユネスコ無形文化遺産登録を目指しています」との文面を添え、保存継承への決意を込めた。高橋会長(68)は「11団体が一つにまとまり、長く続くよう盛り上げていきたい」と話す。

 体験イベントの参加費は1000円。希望者はチラシにある申込書に必要事項を記入して黒石地区センター=ファクス0197(26)3819=に送る。問い合わせは菊地さん=090(7066)5248=へ。

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