花巻

歌、ダンス 稽古に熱 よぐまんづ 18、19日定期公演【花巻】

本番に向け舞台稽古を重ねるよぐまんづ団員ら

 花巻市東和町を拠点に活動する劇団よぐまんづ東和町(晴山准子代表)の第19回定期公演は、18、19の両日に同町安俵の東和総合福祉センターで行われる。本番を間近に控え、出演者らは連日の舞台稽古で公演の成功を期している。

 今回の上演作は、とくらさちひ作、熊谷恵演出の「しょう塚婆さん 街へいく」。地獄へ渡る三途の川で死者の着物を奪う脱衣婆(だつえば)が引き起こす騒動を描いた物語で、現代に生きる人々へ温かな視線を向けたストーリーとなっている。同劇団らしく方言やユーモアがふんだんに盛り込まれ、家族で楽しめるよう工夫されている。

 団員だけでなく多くの市民がキャストに名を連ね、20人以上が出演を予定。児童から高齢者までさまざまな年齢層が舞台に上がり、稽古の成果を披露する。

 晴山代表は「今回はこれまでにないストーリーで、歌あり、ダンスあり。(同劇団に)新メンバーも加わり、いろいろなつながりで舞台ができ上がっていくのを実感している。一生懸命演じるので、皆さんに見に来てほしい」と自信を示し、多くの来場を呼び掛けている。

 同劇団は、地域の芝居好きが集まり2003年に旗揚げ。定期公演をはじめ地域イベントでの芝居や踊り、太鼓演奏などのほか、福祉施設訪問にも取り組んでいる。

 公演は18日が午後6時30分、19日が午後2時から。入場無料。

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