来月から最高速度引き上げ 東北道花巻南―盛岡南IC間 110キロ試行で広報活動【岩手】
ネクスコ東日本北上管理事務所と県警高速隊北上分駐隊は22日、北上市北鬼柳の東北道北上・江釣子インターチェンジ(IC)で、12月1日午後2時から始まる花巻南―盛岡南IC間の最高速度時速110キロへの引き上げ試行などをドライバーに広報した。
試行は、警察庁の調査研究委員会が見直しを提言したことに伴うもの。同区間は渋滞と死傷事故の発生が少ないことから選定された。最低1年間は試行を継続し、交通状況などを分析して実際の導入に役立てる。大型トラックなどの最高速度規制は80キロのまま変更はない。
22日は同事務所と同隊から十数人が広報活動に参加。北上・江釣子ICに乗り入れる車両に停止してもらい、試行の概要のほか▽北上金ケ崎、一関両料金所の一般レーンへの料金清算機設置予定▽冬季の走行の注意点▽冬タイヤ装着の呼び掛け―などをまとめたチラシ類を配布した。
同隊は最高速度の引き上げについて、天候や路面状況に応じた安全な速度での走行を呼び掛けている。