一関・平泉

かやぶき民家は宝 千厩、花泉2会場で祭り 保存機運高まり期待【一関】

老松活性化同志会による雅楽演奏などを楽しんだ第7回かやぶき祭り

 一関市のかやぶき民家を残す会(村上和子会長)が主催する第7回かやぶき祭りは26日、同市千厩町と同市花泉町それぞれのかやぶき民家で開かれた。今回初めて会場となった花泉町の民家では地域住民による雅楽の披露があり、市内外からの来場者がみやびやかな演奏とともに趣ある古民家の魅力を堪能した。

 祭りは同市に古くからあるかやぶき民家の保存、継承につなげようと、2011年から開催している。前半は千厩町小梨の県指定有形文化財・村上家住宅で甲賀忍術の正統継承者である川上仁一さん、同市の祝い餅つき振舞(ふるまい)隊によるパフォーマンスが繰り広げられ、後半は長年にわたって薬屋「亥年(いのとし)かんの薬」として地域に親しまれていた同市花泉町涌津字亥年前の鵜浦有三さん(82)方を見学した。

 400年以上前から代々住んでいるという鵜浦さん方には約40人が来場。鵜浦さんが家屋の特徴や歴史を説明し、「子供の頃はこの辺りの家はかやぶき屋根だった。カヤを持ち寄って近所の人たちみんなで傷んだ屋根を修復した思い出がある。歴史の証しをできる限り残していきたい」などと語ったほか、地元の老松活性化同志会が雅楽の美しい音色で来場者を魅了した。

 千田たき子さん(71)=同市千厩町=は「生の演奏が聴けて良かった。こうして建物が残っていることも素晴らしい。実家はかやぶき屋根だったので昔を思い出す」と懐かしみながら家屋を見学していた。

 村上会長は「市内には40~50軒のかやぶき民家がある。開放して地域との交流の場をつくることで、かやぶき民家は一関の宝だという認識を地域の人に持ってもらうきっかけをつくりたい」と話していた。

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