北上・西和賀

団体3部門で県優勝 全日本通信競技大会 岳間沢珠算塾中野町教室 小中学生9人【北上】

4年生以下の部で8連覇を飾った黒沢尻東小。左から荒川君、伊藤さん、伊藤君

 全国珠算教育連盟主催の全日本通信珠算競技大会で、北上市立黒沢尻東小学校が4年生以下の部と5、6年生の部で県優勝した。4年生以下は8年連続で5、6年生の部は4年連続。中学校の部では北上中も優勝を果たした。各部門のメンバーはいずれも学校近くの岳間沢珠算塾(平賀勇一塾長)中野町教室で切磋琢磨(せっさたくま)し合い、3部門で制覇を成し遂げた。

 大会は10月15日、全国一斉に開催。県内は7会場で196人が出場した。3人一組で掛け算、割り算、見取算、見取り暗算を解き、3人の合計点で順位を決めた。

 4年生以下の部には、伊藤心桜さんと伊藤楓真君、荒川桜太君の4年生3人が出場。4140点と2位に450点差の圧勝で8連覇を決めた。

 個人の部でも優勝し、チームを牽引(けんいん)した伊藤さんは「緊張したが、力を発揮できた。両方で優勝できてうれしい」と満面の笑み。個人2位の伊藤君は「連勝記録を途切れさせなくて良かった」、荒川君も「いつも通りの点数で力を発揮できた」と納得の表情を見せた。

▲黒沢尻東小は5、6年生の部でも4連覇を達成。左から藤岡さん、柴田君、井上さん

 5、6年生の部には柴田稜君、井上あかりさん、藤岡美咲さんの5年生3人で臨み4460点を獲得。2位に850点の大差をつけ4連覇を飾った。個人2位の柴田君は「個人でも優勝したかったが、みんなで優勝できてよかった」と語り、井上さんは「緊張しなかった。満足している」、藤岡さんも「いつも通りの点数で良かった」と笑顔で話した。

▲優勝した北上中のメンバー。左から柴田君、伊藤さん、石川君

 中学校の部には、伊藤彩花さん(3年)と柴田駿吾君、石川未來君(ともに1年)が挑んだ。3830点で、2位に880点もの差をつけて優勝。個人2位の伊藤さんは「それぞれみんなが力を出した結果」と受け止め、個人3位の柴田君は「目標点を達成できた」、石川君も「団体で優勝できて良かった」とそれぞれ喜びを語った。

 小学生はほぼ連日、塾に通い2、3時間ほど練習を積み、中学生は学業や部活動と両立しながら続けている。3部門の同時優勝に、中野町教室で指導に当たる伊藤美紀子講師は「絶対優勝したいという気持ちが出たと思う。みんなが一生懸命練習してきた努力の積み重ねが結果に結び付いた」とたたえた。

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