佐藤社長(北上自動車学校)に最高位表彰 教習功労 事故防止へ誓い新た
北上市さくら通りの北上自動車学校を運営する佐藤興産の佐藤博文代表取締役(64)は、教習功労で2017年度の警察庁長官・全日本指定自動車教習所連合会長の連名表彰を受けた。教習所関係団体役員として長年の功績が認められ、最高位の評価。佐藤社長は「生徒や(創業の)父、社員のおかげ」と感謝し、引き続き安全意識の高いドライバーの育成を誓った。
同連名表彰は、毎年全国で最大5人が受賞している。本県からは通算3人目で、表彰式は11月22日に東京都で行われた。
佐藤社長は1975年から同校で勤務。業界最大手の中部日本自動車学校への出向を経て帰任し、教習や各種講習に携わった。98年からは県指定自動車教習協会の理事と花北ブロック長、2010年からは同協会副会長も務めてきた。
同社では04年から社長職。12年には同校に交通研修センター「KSサポートさくら」を開設し、交通安全一日開放や企業研修などノウハウを生かした地域社会への貢献にも取り組んだ。
東日本大震災や16年の台風10号では、県協会の先頭に立ち被災した県内教習所の支援に尽力した。
父の故・幸吉さんは同校の創業者。「職場や県内業界の土台をつくってくれた。父と二人三脚で頂いた賞」と感謝する。
同校は今年度の優良教習所の表彰も受け、佐藤社長とのダブル受賞。今年3月には卒業生が5万人を超え、創業55周年と節目や慶事が重なった。「花北地域に2校を抱える分、卒業生の事故防止に責任も重いと思っている」と気を引き締めていた。