一関・平泉
師走に輝き イルミネーション点灯・一ノ関駅前
一関市のＪＲ一ノ関駅西口で１日、恒例のイルミネーションの点灯が始まった。師走の慌ただしい雰囲気が感じられる中、華やかに彩られた淡い光が通勤通学の乗降客や観光客を和ませている。
初日は点灯式が行われ、一ノ関駅前イルミネーション実行委員会の江刺邦昌会長らがスイッチを押すと、発光ダイオード（ＬＥＤ）がきらめいて広場をほのかに照らした。一関二高音楽部が「聖夜」「クリスマスイブ」などを披露したほか、盛岡市出身のバイオリニスト絵美夏さんとゴスペルトリオによるミニコンサートも行われ、点灯式に花を添えた。
イルミネーションの点灯は、一ノ関駅前19区商店会や同駅、岩手労働基準協会一関支部、市、一関商工会議所、市観光協会、一関商議所青年部で構成する実行委が主催。デザインは同青年部が担当し、高さ約８メートルのチャペルに見立てたイルミネーションの周辺には、ハートの電飾が施されたベンチも設置され、撮影した写真をインターネット交流サイト（ＳＮＳ）で発信することも促している。
昨季までは12月から正月ごろまでの点灯となっていたが、「より多くの観光客や乗降客に、より長くイルミネーションを楽しんでほしい」という思いから期間を２０１８年３月末まで延長。従来は午後５～10時だった点灯時間も11時30分までとなる。年越しに合わせ、12月31日午後５時から18年１月１日午前５時までは特別点灯が行われる。
問い合わせは同商議所内の実行委事務局＝０１９１（２３）３４３４＝へ。
