花巻
師走の夜鮮やかに 石鳥谷商店街イルミネーション【花巻】
花巻市石鳥谷町の商店街の夜を彩るイルミネーションの点灯が２日、同町好地のまちの駅いしどりや酒蔵交流館で始まった。発光ダイオード（ＬＥＤ）の電飾のきらめく光が、師走の夜を鮮やかに演出している。
冬の商店街のにぎわいづくりにつなげようと、花巻商工会議所石鳥谷支部が２００８年から毎年行っている。10年目の今回のテーマは「花火」。18年夏に30回の節目を迎える同町の花火大会「石鳥谷夢まつり」を盛り上げようと設定した。
イルミネーションは縦と横、高さが各５メートルの大きさ。約７万個の電球を用い、橋の模型を囲むように電飾で夜空に花開く数々の大輪を表現。上部にはＬＥＤ電球を帯状に配して仕掛け花火「ナイアガラ」も表した。
近くに住むの佐藤七星さん（10）は、父大祐さん（36）と一緒にイルミネーションをバックにスマートフォンで写真撮影。「きれい。今度は友達と見に来たい」、大祐さんも「人通りが少なく寂しいが、明るい雰囲気が出ていい」と話し、色とりどりの光の演出を見入っていた。
中心となって製作した同商議所青年部石鳥谷ブロックの鈴木淳一ブロック長は「真冬の観光スポットとなって、多くの人たちに楽しんでもらいたい」と話していた。
同日は商店街の街路樹に取り付けた電飾も点灯を始めた。期間は２０１８年２月末までで、点灯時間は午後５～10時。
