連係磨き優勝目指す 全国小学生バドミントン 佐藤・平賀組(湯口6年)が闘志【花巻】
花巻市の湯口ジュニアバドミントンクラブの佐藤史隆選手と平賀翔太選手(ともに湯口小学校6年)のペアは、22日から広島市で開催される第26回全国小学生バドミントン選手権大会の男子ダブルス6年生以下の部に出場する。東北王者として3度目の全国大会に臨む2人は「優勝を目指して頑張りたい」と全力プレーを誓う。
8月の県大会を制し、10月14、15の両日に山形県で開かれた東北地区予選会は2回戦から登場。決勝まで全4試合を2―0のストレート勝ちで優勝を飾り、2年連続3位の悔しさを晴らした。
ともに2年生から競技を始め、4年生の時にペアを結成。現在は湯口小学校、湯口中学校などで週5回の練習を重ねている。サウスポーの佐藤選手はゲームメークと力強いスマッシュが光り、平賀選手は小技の利くプレースタイルが持ち味。全国大会では前々回、前回とも1勝を挙げているが、今回は磨きを掛けたコンビネーションで、さらに上位をうかがう。
佐藤選手は「相手の打ちにくい所を攻め、甘くなった球をたたいて決める。東北大会以上に自分たちのプレーをしっかり出したい」、平賀選手は「去年の全国大会よりも良い成績を残したい。目標は全国優勝。プレーではとにかく上げないことを意識し、低い球で勝負したい」と意気込む。
佐藤選手の父親の洋一コーチ(48)は、ペアとして試合するごとにローテーションがスムーズになっていると成長を認め、「全国では消極的にならず前を狙ってほしい。ミスを減らし、ラリーの中からチャンスを探してもらいたい」と期待。
2人は5日、コーチや父母と共に花巻市役所を訪れて全国大会出場を報告し、上田東一市長から「大事なのは試合を楽しむこと。力いっぱいプレーし、楽しんでほしい。良い結果を待っている」と激励を受けた。
日本バドミントン協会など主催の全国小学生バドミントン選手権大会は22~26日に広島県立総合体育館で開かれ、2人は都道府県対抗団体戦のメンバーにもなっている。