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シーズン中の安全願う 雫石3スキー場 きょう営業開始【岩手】

雫石スキーリゾートエリア連絡協議会の合同安全祈願祭でロープウエーを清める神職

 雫石町内にある三つのスキー場などでつくる雫石スキーリゾートエリア連絡協議会(会長・佐藤光紀プリンスホテル東北地区総支配人)の2017年度合同安全祈願祭は8日、雫石スキー場で行われた。3スキー場とも今季はオープン前から積雪があり、プレオープンを含め9日に営業開始を予定。関係者はシーズン中の無事故を願い、多くの来場に期待した。

 祈願祭には3スキー場関係者をはじめ町や警察、消防など関係機関・団体から約60人が出席。神事を行い、深谷政光町長、同協議会の佐藤会長らが玉串をささげた。

 岩手高原スノーパークは9日に営業を開始。雫石スキー場と網張温泉スキー場は9、10の両日にプレオープンし、16日に正式に営業開始する。

 同協議会によると、3スキー場の来場者数は13年度18万人、14年度17万3000人で推移していたが、雪不足の影響が大きく、15年度は13万2000人、16年度は13万7000人と2年続けて低迷した。今シーズンは各スキー場とも8日朝の時点で50~60センチの積雪があり、年末年始に多くの来場を見込んで19万4900人を目標に掲げる。

 佐藤会長は「ここ2年は雪が少なく苦戦したが、今年は非常にいい状態でオープンを迎えることができるので目標が達成できるよう取り組みたい。東北や県内を中心に集客を図り、宿泊についてはインバウンドを強化しながらスキー事業を盛り上げたい」と語った。

 3スキー場は、雪上車で行くキャッとすきー、すきーをしない人の忍者アクティビティー、ないとろーぷうえー、雫石銀河ロープウエーの運行、初滑り料金の設定、ファミリー層の取り入れ、時間つづりのリフト券販売などを企画するなどして来場者の呼び込みに努める。

 

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