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野球の魅力、体感して 菊池投手らが指導【岩手】

子供たちと触れ合いながらプレーの魅力を伝える菊池投手

 JAいわてグループが主催する「野球フォーラムin盛岡」は10日、盛岡市内で開かれた。プロ野球西武ライオンズの菊池雄星投手(花巻東高出)と山川穂高選手(富士大出)から選手の心構えなどについて聞いたほか、体験イベントを通じてプレーの魅力を伝えた。

 スポーツを通じた人材育成などを目的に、野球に励む小中高生、指導者らを対象に開催。県内外から約3300人が参加した。

 菊池投手は今季、パ・リーグ投手で最多勝(16勝)、最優秀防御率(1・97)の2冠を獲得。山川選手は8月、9~10月の2カ月連続MVPとなった。トークでは、山川選手が「野球の動きはGO(ゴー)。まずは打ちにいくことが大事。走者であっても、すぐにスタートを切るようにしてほしい」とプレーする上での心構えを紹介。菊池投手は「練習もいいが、まずは毎日の睡眠の質を上げてほしい。寝不足だと集中できなかったり、力み過ぎてしまったりすることもある」とアドバイスした。

 上達を目指す子供たちに向け、菊池投手は「何をするにも、楽ということはない。やるなら自分の楽しいことで苦労してほしい」、山川選手は「『なぜ速い球が投げられるのか』など、常に疑問を持ちながら練習すればどんどんうまくなるはずだ」と、エールを送った。

 また、菊池投手は効果的なトレーニングについて講演し、子供たちとティーバッティングにも挑戦。2階席までボールを飛ばすなど、大胆なプレーで会場を沸かせた。

 花巻リトルシニア所属の伊藤蓮君(北上中1年)は「菊池投手は普通の大人と体格が全然違っていて、プロとしての貫録があった。ああいう投手を目指したい」と目を輝かせていた。

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