一関・平泉

二大都市 発展の息吹 一関商工会議所70周年記念事業ベトナム経済視察

ホーチミン市の中心街で、高層ビルが建ち並ぶ中にあるグエンフェ通り。右側には68階のビルがある

 一関商工会議所創立70周年記念事業のベトナム経済視察は11月27日から12月2日までの日程で行われた。海野正之副会頭を団長に会員事業所、市役所、商工会議所から合わせて15人が参加し、今後の経済発展が見込まれるベトナム社会主義共和国の現状を視察した。訪れたのは首都ハノイ市と、経済発展が著しいホーチミン市の2大都市。ホーチミン市では一関市にも工場を構えるリクシルベトナム工場、投資貿易促進センター(ITPC)、ベトナム日本人材協力センター(VJCC)、ベトナムイオン、ハノイ市ではベトナム商工会議所(VCCI)に足を運んだ。特にベトナム商工会議所では、国際交流部のパン・クァン・ティン副部長から「(一関商工会議所と)覚書を交わしてより積極的に交流を深めていきましょう」との提案もなされた。一関商工会議所としては、今後速やかに市や農業関係団体とも協議し、どのような交流関係を構築し、覚書締結への道筋をつけるか、早急な対応策が求められる経済視察となった。同行取材を通じて「ベトナムの今」を報告する。

(マルチメディア営業局第2営業部長 那須照市)

人材協力センター

 ベトナム日本人材協力センターはビジネスのための訓練を行う機関で、国際協力機構(JICA)が大きな役割を果たしている。日本でビジネスを考えているベトナム人の日本語の勉強や各種トレーニングを実施しており、日本企業がベトナムに進出する際にベトナムの理解のための勉強の場ともなっている。ベトナムに進出した日本企業で働くベトナム人の教育支援も行っており、進出企業の不安を解消する重要な機関でもある。訪問時にはちょうど「九州アジア経営塾」が開かれており、日本企業が取り組む品質管理について学んでいた。

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