街にもドカッと 県南地方に本格的降雪【岩手】
強い冬型の気圧配置の影響で県南地方は12日、本格的な降雪となった。市街地では朝から雪かきや車に積もった雪を落とす人の姿が見られ、幹線道路に除雪車が出動するなど、各地で除雪対応に追われた。
盛岡地方気象台によると、午後5時現在の24時間降雪量は北上22センチ、西和賀町湯田31センチ。最高気温は湯田氷点下1・5度、沢内同2・3度と同町では真冬日となった。
北上市も市街地が白一色に覆われた。商店街では、朝の開店前に店の関係者が除雪用具を手に雪かき作業を行った。
同市本通りで陶器と茶を販売する吉辰商店の吉田建彦社長(71)は「この冬初めて雪かきをした。突然まとまって降ったので大変。いよいよ冬本番という感じがする」と話し、歩道の雪を除き歩行者の安全確保に努めていた。
市内の県道や市道などでは除雪車が走り、民家の入り口でも家人がスノーダンプや雪用スコップで除雪に汗を流していた。
同気象台によると、13日も強い冬型の気圧配置が続き、県南地方は曇り時々雪の予報となっている。