花巻

賢治と花 イーハトーブの世界 全20回【完】

春一番に咲くカタクリ
賢治の設計図に基づいて造られた盛岡少年院の花壇「涙ぐんだ眼」

 「賢治と花」シリーズでは、作中に取り上げられた花の魅力とともに賢治作品に触れ、賢治がこよなく愛した岩手の大自然を見詰めます。

文 宮沢賢治研究会〈東京〉役員、菊池善男(花巻市石鳥谷町)

①「楢ノ木大学士の野宿」から 早春に輝くカタクリ

②花巻温泉に「紅い一つの擦り傷」 装景への情熱と葛藤

③「Tearful eye」花壇 世の人のため 思う心映す

④「私の生涯の仕事はこの経を…」 菩提寺が伝える信仰、家族

⑤地質調査で歩いた早池峰山 希少な高山植物、作品にも

⑥「銀河鉄道の夜」着想の舞台 挽歌浮かぶヤナギラン群落

⑦三陸海岸で生まれた詩群 覚悟の旅、暁の空 胸にとどむ

⑧ゆかりのバラ「グルス・アン・テプリッツ」 愛好家が育んだ“花巻の宝”

⑨ツバキ咲く伊豆大島 マコトの種 受け継ぎ実践

⑩なほかぐわしき花のひともと 愛好者が守る菊花の伝統

⑪古風な果蔬トピナムボー 独居自炊 粗食の日々に

⑫谷川の底を写した幻燈 いい匂い放つヤマナシ

⑬「農民芸術概論綱要」90年 共鳴し各地に管弦楽団

⑭手帳に記された「雨ニモマケズ」 数奇な運命たどり発見

⑮羅須地人協会活動の「集会案内」 後の科学者に大きな影響

⑯国柱会と経埋ムベキ山 一石一字で写経、歌碑の下に

⑰詩集「春と修羅」に描かれた雫石 文学に関心 青春の足跡

⑱文芸同人誌「アザリア」100周年 学友ら苦難にも寄り添う

⑲石鳥谷肥料相談所の思い出 まな弟子助手に「大馬力で30枚」

⑳東北砕石工場技師として 土壌改良の足跡各地に =終わり

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