花巻

息のむ攻防 ファン熱狂 日本ハンドボールリーグ トヨタ東、ホーム戦逃す【花巻】

シュートを狙うトヨタ自動車東日本の遠山選手

 第42回日本ハンドボールリーグ花巻大会(日本ハンドボール協会、日本ハンドボールリーグ機構主催)は16日、花巻市松園町の市総合体育館アネックスで開かれた。男子のトヨタ自動車東日本(宮城)とトヨタ車体(愛知)がプレーオフ進出へ白熱した攻防を繰り広げ、市内外から訪れたファンを魅了した。試合は31―24でトヨタ車体が勝利した。

 上位4チームのプレーオフ出場権を懸け、激しい4番手争いを展開するトヨタ自動車東日本のホームゲームで、937人が来場。攻守が目まぐるしく入れ替わる中、流れるようなパス回しや華麗なシュートが繰り出された。試合はトヨタ車体が序盤から優位に立ち、17―8で折り返し。終盤はトヨタ自動車東日本が反撃に転じて点差を詰めたが、追い付くことはできなかった。

 同チームには遠山賢治選手(花巻北中―盛岡南高―中央大)、上野承太選手(黒石野中―盛岡南高―日本大)が所属し、ともに地元の応援を受けてプレー。前回の花巻大会は負傷で出場できなかった遠山選手は「ディフェンスは積極的に行って相手をつぶすこと、攻撃はポジショニングや体の入れ方で周りを生かすことを意識したが、けがをする前の状態までは戻れていない。基本を徹底し、残りの試合を勝ち切りたい」と語った。

 エキシビションで北上ハンドボール鬼ッズと対戦した花巻クラブJrの清水田大翔君(桜台小学校6年)は「選手は動きや判断が速いし、シュートも力強い。参考にして練習していきたい」と話していた。

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