県内外

電商取引でプレゼン 楽天IT学校 高校生が販促成果示す【岩手】

楽天IT学校でプレゼンテーションに挑戦する一関二高の生徒

 楽天による高校生向け出張授業「楽天IT学校」は19日、県立盛岡商業高校で行われた。インターネットでの電商取引に取り組んできた県内6校の生徒たちが、商品のプレゼンテーションに挑戦。プロのアドバイスを受け、消費者の心をつかむヒントを学んだ。

 同授業は県と楽天の包括連携協定に基づき、2011年度に始まった。今年度は5月から月1回開講し、一関二、水沢商、宮古商、遠野緑峰、久慈東、宮古商の6校が参加。学校別にホームページ(HP)を作成し、10月下旬から18日まで「盛岡三大麺」(盛岡市)の商品を販売してきた。

 19日は各校が電商取引で培ったマーケティングの知識を生かし、商品のプレゼンテーションを行った。このうち一関二高の生徒4人は、県産米を使用した麺「純米めん」について、「小麦アレルギーの人も安心して食べられる」「ミネラル、鉄分が豊富で、美容の悩みを解決してくれるかも」などと魅力を紹介。プレゼン後、渡部まありさん(2年)は「言いたいことをまとめるのに苦労し、商品紹介の難しさを実感した。他校のPRがユニークで、今後の参考になった」と話した。

 楽天エネルギー事業第二グループソリューションチームの照井順子さんが「どのような言葉を選ぶかで、相手の気持ちも変わってくる。声と表情に気を付けることが大事」などと助言。売り上げやHPの出来栄えも踏まえて各校の取り組みを評価し、来年1月20日に東京都で開催される「楽天IT学校甲子園」の県代表に久慈東を選んだ。

 最終授業は来月29日に行われ、全体の取り組みを振り返る。

地域の記事をもっと読む

県内外
2024年5月12日付
県内外
2024年5月12日付
県内外
2024年5月12日付
県内外
2024年5月12日付