奥州・金ケ崎

高齢者のためいざ“出動” 町スノーバスターズ【金ケ崎】

出発式で気勢を上げる金ケ崎町スノーバスターズのメンバーら

 金ケ崎町スノーバスターズ(高橋重貴会長)の出発式は23日、町福祉センター駐車場で行われた。1人暮らし高齢者世帯などの雪かきボランティア団体で、シーズン中、安否確認を兼ねて対象世帯を巡回する。

 出発式には関係者30人余りが参加。高橋会長(71)は「今冬は雪が多い予想。隊員の高齢化や人員不足の中、多くの事業所からの協力は心強く、高齢者らの不安が少しでも和らげられる」とあいさつした。

 この日はまとまった降雪はなく、式後は二手に分かれて対象世帯を回った。同町西根町裏の伊藤良さん(81)は「屋根から落ちる凍った雪にも気を配ってくれるので助かる。知っている顔を見るだけでもホッとする」と話した。

 同バスターズは、1994年に町社会福祉協議会の呼び掛けで発足。一般ボランティアに加えて誘致企業や地域事業所も積極的に協力する。対象は、支援を希望する1人暮らしの高齢者や身体障害者の世帯で約40世帯。

 今冬は新たに東北電力から平日の協力申し出があり、佐藤惇町社協会長は「雪が降った日の活動が理想だが、平日と週末と手分けして対応できる」と話す。2018年2月まで週末を中心に6回の活動を計画するほか、状況に応じて出動する。

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