奥州・金ケ崎
お手伝いのプレゼント 江刺ボラ連絡協 中学生ら高齢者宅訪問【奥州】
奥州市江刺区で24日、子供から一般までのボランティアが高齢者宅を訪れ、清掃奉仕や手編みの膝掛けプレゼントなどでお年寄りたちに喜ばれた。
江刺ボランティア連絡協議会（菅野好平会長）が主催し、市社会福祉協議会江刺支所が共催するクリスマス時期恒例の活動。「えさしハッピーサンタ大作戦」と銘打ち、区内全域で展開した。
参加者は、小中学生と高校生、保護者、一般市民、民生児童委員を合わせて約１９０人。１人暮らし高齢者や高齢者世帯など49世帯と２高齢者施設を分担し、訪問先では掃除、除雪、膝掛けプレゼントの中から高齢者の希望に応じて奉仕した。
同区愛宕の髙橋キヨさん（77）方には女子中学生２人を含む８人が訪問。玄関や窓ガラス、軒下、縁側の廊下などをほうきや雑巾を使ってきれいに清掃した。髙橋さんは「つえを使う生活で一人では掃除できない所をしてくれるのでありがたい」と感謝した。
小学１年から参加する江刺第一中学校２年の阿部菜々花さんは「最後に『助かった、ありがとう』と言ってくれるお年寄りの笑顔が見られるのがうれしい」と話した。同連絡協の小澤彰常任理事（69）も「お手伝いする方も自分の喜びになるのでありがたい」と語った。
膝掛けプレゼントは、区内のボランティアサークル「ニットの会」（熊谷サエ会長）が毎年継続。今年は16世帯と２施設に計28枚を贈った。
